今回はSOLIDWORKSの板金機能の一つをご紹介します。紹介する機能は、フォールド、アンフォールドについてです。
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フォールド、アンフォールドとは?
まずはフォールド、アンフォールドについて説明します。
この二つはSOLIDWORKS上に備わっている板金機能の一つになります。
画像にあるように、板金コマンドの一覧の中にあります。
言葉で説明するのが難しいのですが、板金で曲げをする前の状態で穴をあけたり、切り欠きを追加する事ができ、実際の板金部品と同じようなモデルを作成する事が出来ます。
操作方法
それでは早速、動画で操作方法について見ていきましょう。
- アンフォールドコマンドを選択し、「固定面」と「アンフォールドするベンド」を選択します。
「固定面」⇒ 展開した際の基準となる面を選択します。
「アンフォールドするベンド」⇒ 「全ベンドを集める」ボタンをクリックする事で、自動で曲げベンドを選択する事ができます。 - OKをクリック
- スケッチで穴や切欠きの径表したい箇所に穴をあける。
- フォールドコマンドを選択し、「ベンドを集める」で曲げ部分のモデルを選択する。
ここは一括で自動的に選択する事ができます。 - OKをクリック
まとめ
いかがでしたでしょうか?板金機能のフォールド、アンフォールドのコマンドは展開した状態で穴あけや切り欠きが追加できます。
一番のメリットは展開図にした際に実際の展開長で穴位置や切り欠きの位置とサイズが表示されることです。
通常の方法で穴をあけても展開した際にエラーとなってしまいますが、今回の機能を使用すれば解決します。
展開図で後から穴あけに曲げ部分に切欠きを作りたい場合には必須の機能となります。
興味のある方は、一度試してみる事をお勧めします。