板金部品は身近な様々な製品に使用されています。 携帯電話やエアコン、パソコンなど本当に色々な箇所に使われている部品になります。 今回はそんな製品達に使われている板金部品をSOLIDWORKSの板金機能を使用して簡単に板金部品をモデリングしていきましょう。

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板金加工とは?

一般的に板金加工と聞くと、思い浮かべるのは自動車のボディーを直したりすることを板金加工と呼ぶと思っていませんか? 確かにそれも板金加工ですが、製造業の板金加工は意味合いが違います。 主に鉄、ステンレスやアルミなどの金属の板材をカット、曲げ、溶接などをして加工し、製品に仕上げる事を言います。 先ほど紹介した携帯電話などは小さい部品のため、精密板金加工とも呼ばれたりします。 製造業の中においても、板金加工と言うと、色々な職種があります。 先ほどのカットや曲げ、溶接も板金加工と呼びますが、専用の金型を使用して板を絞って成型する手法も板金加工と呼ばれます。 ですので、製造業の板金加工とは、金属の板を機械や道具を使って加工していく事が製造に置いての板金加工という位置づけになります。

SOLIDWORKS板金部品モデリングの流れ

まずは新規ファイルを作成します。 SOLIDWORKS上で「ctrl+N」を押すと新規ファイルが呼び出されます。 ※ファイルタブの新規でも同じ動作をします。 今回は部品を作成するので、部品をクリックし、OKを押します。 これで新規ファイルを作成する画面になりました。 ファイルタブはその他に、既存のファイルを開いたりすることもできるので覚えておきましょう。

次にベースとなる面をスケッチします。ここは通常平面にスケッチしましょう。 スケッチの基本として、動画の様に原点からスケッチを描く場合もあれば、中心を基準にスケッチを描く場合もあります。 それぞれの利点が有るので、良く考えてスケッチの原点を決めましょう。

ここから通常のモデリング方法と違ってきます。 挿入⇒板金⇒ベースフレームをクリックし、板金パラメーターを設定します。

板金パラメーターでは、まずは板厚さえ設定しておけば、他のパラメーターはデフォルトのままでも問題ありません。 基本的に設定できるパラメーターの詳細は上の資料を確認してください。
ここまでで板1枚のモデルが完成しました。ここから曲げ部分を追加した板金部品のモデルを作成していきます。

板金部品のモデリング方法のメリット

今回紹介した板金部品のモデリング方法の他に、通常のソリッドモデルを押し出す方法で必要モデル形状を作る方法もありますが、その方法よりも今回紹介した最初から板金部品を作る方法の方がメリットがあります。 それは、2点あります。

板金モデリングのメリット

  • 実際の曲げ加工と同じ様にモデリングをしていく事が出来る。曲げ加工できないモデルが作成されにくい。 通常のモデルだと、製作上不可能な形状まで作る事が出来ますが、板金モデリングで板を曲げていくと明らかに製作上できない加工は作る事が出来ません。
  • 展開図面の作成が出来る。 通常のモデリング方法では展開形状まで作る事は出来ませんが、板金モデリング方法では展開図面まで作成する事が出来ます。展開図面を作成して実際の加工用のデータまで作る事が出来ます。

まとめ

板金部品のモデリング方法は実際の現場で製品を製作していく様にモデリングが出来るため、加工構造を間違える事がほとんどありません。 また、展開図面まで作成する事で、製作現場とのやり取りがスムーズになりリードタイムの短縮にも繋がります。 SOLIDWORKSなら標準的に使える機能となっているため、これを使わない手は有りません。 ぜひ操作方法を覚えて有効に活用していきましょう。